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【ミヤハウ実例】ふすまの張り替えについて!

更新日:4月9日



ふすまは和室の仕切りに使う建具の一つで、古き良き日本家屋の風情を感じさせる日本の文化です。 最近は洋室が増えてふすまの需要も減っているように思えますが、実は昔より襖紙の種類が豊富になり、意外と需要があります。デザイン性の高いものや、耐久性や防カビなど素材の質が高いものがたくさんあり、より実用的になってきています。 ふすまは和紙でできているため劣化したり、ヤニ焼けなどが起きると見栄えが悪くなります。部屋に入ってすぐ目につきやすいので、常にきれいに保っておきたい場所の一つですよね。 反対に言えば、ふすまを張り替えるだけでガラリと部屋のイメージを変えることも出来ます。 障子や畳と同様、ふすまを張り替えるだけでもリフレッシュされて気持ちが良いものです。 そこで今回は、ふすまの張り替えについてご紹介していきたいと思います。 張り替えのタイミングや、種類、実際にご依頼があったケーススタディなど、ふすまの気になる情報をまとめました。 ふすまの張り替えを検討している方の参考になれば良いなと思います。



ふすまを張り替えるベストなタイミングとは?




ふすまを張り替えるタイミングは、破けたり汚れに気づいた時が一番です。毎日見続けてると気づかないものですが、経年劣化により思った以上に汚れているものです。

5月・6月と年末は、ふすま張り替えのピークです。 年末は大掃除で襖紙を新調することが多く、5,6月は家庭訪問の時期なので、張り替えの需要が高まります。 梅雨シーズンの6月〜7月にかけて、ふすまを張り替えるベストなタイミングでもあります。 梅雨時期は湿気が多いのですが、襖紙は湿気が多いと伸びやすいという性質を持っているため、張り替えの時期としても最適と言えます。 逆に乾燥しやすい冬の時期は、襖紙にハリが出てしまい慣れていない人が張り替え作業を行うと、「シワ」の原因にもなりやすいため注意が必要です。 ご自分で張り替えを検討されている人は、作業がやりやすい梅雨の時期か雨の日に行うことをお勧めします。



ふすまはどれくらい持つ?替え時を見極めるコツ


ふすまは襖紙で出来ていますが、きちんと良い状態を保っていれば10年は持ちます。破れなければ大丈夫そうに見えますが襖紙はヤニや焼け、湿気などで徐々に黄ばみや汚れが目立つようになります。

毎日見ていると家族は気が付きにくいですが、外部から訪問した人には一目で汚れが分かってしまうので経年劣化には気をつけたが良い場所ですね。 10年の寿命にかかわらず、汚れや破れが目立ってきたら張り替えの時期とみて良さそうです。


ふすまの張り替えケーススタディ:こんな場合張り替え可能?



賃貸でマンションやアパートに長く住んでいると、ふすまが破けたり汚してしまうケースが出てきます。

壁紙やフローリングシートなどのは上から被せるだけなので、退去する際にも簡単に戻すことができますが、ふすまの張り替えの場合、丸ごと変えてしまうので後から戻すことができません。

このように賃貸でのふすまの張り替えは難しいと考えて諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。

しかし、賃貸の場合でもふすまの張り替えは可能な場合があります。ふすまの張り替えを行う前にきちんと賃貸契約書の内容を確認し、管理会社やオーナーに相談してみましょう。

退去時には、原状回復が求められるので汚したままのふすまで退去すると、敷金から引かれる可能性もありますし、状態が酷ければ別途請求される可能性もあります。

管理会社やオーナーにも原状回復の義務がありますので、オーナー側の負担でふすまの張り替えを行ってくれるケースも十分にあり得ます。まずは相談してみましょう!



②部屋のほとんどが洋室で一部屋だけが和室。全体に馴染むようなふすまの張り替えは可能?

ふすまと言うと和のイメージが強いですが、最近ではデザインも豊富にあるため、他の洋室にも馴染むデザインもたくさんあります。部屋の雰囲気に合わせて襖紙を選んでみましょう。 =========== 今回ご依頼があったお客様も、部屋の一室にだけ和室があって襖紙を張り替えたいとご要望でした。他の部屋はフローリングに白壁で洋室です。 リビング続きの和室になっており、今までは和のデザインが強調され過ぎていました。ご両親との同居で、和の雰囲気を全部は無くしてしまいたくないと言うご要望です。 そこで和室の襖紙の柄をウッド調に変更し、一体感のある空間に変えてみることに。



他の木製の家具との馴染みもよく、襖を閉めた時でも違和感がなくリビングと和室の調和が取れています。お客様にも、襖紙を変えるだけでここまで変わると思わなかったと喜びの声をいただきました。



ふすまの張り替えの相場はいくら?


ふすまの張り替えは滅多にない分、相場がわかりづらいですよね。そこでふすまの種類やパターンによってわかりやすくお値段の相場を分けてみました。

【梅コース】 ・一番安価な襖紙です。 ・張り替え費用をとにかく安く抑えたい人向け ・集合住宅や賃貸のアパートの退去時などにご利用の場合 (例)通常サイズ(940mmx1890mm)で片面の場合  00000円(税込み0000円)~


【竹コース】 ・高級感のある襖紙です。 ・デザインが豊富で柄にも拘りたい人向け (例)通常サイズ(940mmx1890mm)で片面の場合 00000円(税込み0000円)~


【松コース】 ・最高級の襖紙を使用し、デザインも豊富です ・上質な和室に拘りたい方向け ・品質とデザインの両方を兼ね備えています (例)通常サイズ(940mmx1890mm)で片面の場合00000円(税込み0000円)~

ふすまの張り替え以外にも、ふすまの取手(引手と呼ばれる部分)もデザインを変えてみてはいかがでしょうか? 柄と合わせると、さらに張り替えの楽しみが増えると思います。 デザイン以外にも、機能性にも優れたタイプもあります。頻繁にお掃除やお手入れするのも大変ですので、なるべく手間はかからず綺麗な状態をキープできる機能性が高いものがおすすめです。

猫ちゃんなどのペットを飼われている方は、爪研ぎでの破れ対策のために、耐久性のあるタイプを選ばれることが多いようです。



ふすまの張り替えについてまとめ


ふすまの張り替えはあまり機会がありませんが、新調すると部屋全体の雰囲気も変わりますし、清々しい気持ちになります。 今は耐久性の高いものや、防カビに特化している襖紙もありますので昔よりずいぶんお手入れも楽になりました。 ご年配の方でも、こまめに掃除をする必要もないので手間がかかりません。ぜひこの機会にご実家やお住まいの襖紙を新調してみませんか?


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