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【外壁塗装】塗料は耐久年数と金額どちらで選べば良いの?




「塗装業者に色々な塗料を提案されたけれど、どれが良いのか分からない」 「費用か塗料の性質か、一体何を基準に塗装業者を選ぶのが正しいの? 誰か教えて!」

外壁の塗り替えに限らず、いざリフォームを業者に頼もうと思っても発注先に悩むことはよくあります。 ましてや全く知識のない外壁塗装ともなれば、 何を基準に判断すれば良いのかさえ分かりません。

今回は、外壁業者を選ぶ前に知っておきたい塗料の種類とそれぞれの 性質についてまとめました。 ぜひ、業者選びの参考にしてください。 ==========

外壁に使われる塗料にはどんな種類があるのでしょうか。 塗装関係のお仕事に従事されている方なら分かると思いますが、普段全く塗料に触れることのない一般の方々だと分かりませんよね? そこでまず塗料の種類から見ていきましょう。 塗料は使われる成分によって、主に「アクリル系」と「ウレタン系」「シ リコン系」「フッ素系」の4種類に分類されます。 「主に」という書き方をし たのはこれですべてではなく、他にも色々なものがあるためです。 最近では「セラミック系」と呼ばれるものも使われるケースが増えています。

成分によって何が変わるのかというと一番は耐久年数です。 当然ながら耐久年数の長いものほど価格は高くなります。 4つの中でもっとも耐久年数が短く、その代わりに費用も手頃なのは「アクリル系」の塗料です。 「安いけど長持ちしないんじゃ意味がない...」 と考える方もいるかもしれませんが、逆に短い期間で定期的に外壁のイメージを変えたいという方にとっては、「アクリル系」の費用と耐久年数のバランスはちょうど良いといえるでしょう。 また、見た目に光沢も出やすく、色の種類も多いので、はっきりとした色合いの外壁を求める方におすすめです。

「アクリル系」のデメリットを挙げるのであれば、塗膜が固くヒビ割れが生じやすい点です。 外壁だとあまり動きがないためそれほど気なることは ないかもしれませんが、振動や動きのある玄関ドアなどに使った場合、塗膜が薄いとすぐに割れて剥がれ落ちてしまうことがあります。

「アクリル系」よりも外壁に向いているとされるのが「ウレタン系」の塗料です。 弾力性に優れているためひび割れしにくく、耐久年数も8~10年と適度に長いのが特徴です。 また塗装面の材質を選ばないのも優れた特徴の一つです。 サイディングや木造の外壁など、さまざまな外壁のリニュー アルに使える上、コストパフォーマンスにも優れているので、どれを使うべきか悩んだ時は「ウレタン系」を選択すると良いでしょう。

「何度も塗り替えたくないから、とにかく耐久年数の長いものを」 という方には、「シリコン系」がおすすめです。 こちらは読んで字のごとく、シリコンゴムの材料でも知られるシリコン樹脂をベースにした塗料です。 耐久年数が10~ 15年と非常に長く、また樹脂でできた塗膜が雨水をはじいてくれるので、長期にわたり建物の美観を保つことができます。 デメリットを挙げるとすると、「アクリル系」や「ウレ タン系」と比べて、撥水性が高いため扱いが難しく、技術がないとキレイ に塗れないことです。 下手な業者が扱うとかえって建物の美観が損なわれてしまうこともあるそうです。 4つ目は「フッ素系」ですが、こちらの耐久年は12~15年と、代表的な4種類の塗料の中でもっとも長くなっています。

値段は確かに高いですが、熱に強いフッ素が配合されているため耐熱性にも優れ、特に屋根の塗装に向いているとされます。 一度塗れば長く持ちますので長期的に見れば頻繁に塗り替える必要がある「アクリル系」とトータルのコストはそれほど変わらないといえますが、 それでも、一度で負担しなければならない金額はどうしても大きくなります。 以上が代表的な4つの塗料ですが、何を優先して選ぶかは施主次第です。

「コストを第一に考えたい」という方は必然的に「アクリル系」という ことになるでしょうし、「多少お金はかかっても長く美観を保ち続けられるものが良い」という方は最後の「フッ素系」ということになると思います。 また塗料を選ぶ際には、費用と性能だけでなく地域性なども考慮する必要があります。

いずれにせよ、外壁塗装は建物美観保持に関わる重要な作業ですので、 発注先は慎重に検討してください。 金額も決して安くはありませんので、失敗しないように事前にきちんと基本を学んでおくようにしましょう。 ◆『住生活新聞』2020年9月号(051号)より

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