古民家の一部を大リニューアル!
ミヤハウ-メディア所属ライターの上野です。
さて、3回目の今回は、S家様の実際の施工具合の写真を確認しながら、ビフォーアフターを見ていきたいと思います。宮崎社長、よろしくお願い致します!
家のお困りごとを丸っと解決!宮崎紀男です!
すっかりアイドルの自己紹介のような挨拶になってしまってますが。。 では実際のS家の施工前の家のお写真を見ていきたいと思います。
こちらの住宅は木造二階建て、農家を営んでらっしゃって、実に典型的な地方の古民家という家造りです。
さすが梁も柱もしっかりしとらす。昔の大工は職人としてのプライドが人一倍高いけん、手抜きんごたっとこはみられんばいた。
今は業者間の価格競争も激しいですから、確かに良くない業者は一見見えないところで手抜きによるコスト削減もあるかもですね。。
そこたいな!昔は地域商売だけん、いらんこっしたら噂がすぐ広まって商売できんごつなるたい。 でも今はどこでどやん仕事ばしてきたかわからん業者も多かたいな。 昔の家は何世代に渡って住み続けられるような家だった。 壁や床が痛んだらその都度適切に修繕していくたい。まぁ場合によってはその家の男手が自ら直すこともある。今でいうDIYたいな。
TVの「ぽつんと一軒家」とか観ると、家主が古民家を自分でバンバン作り変えてますもんね。
ただそうはいっても、昔と今じゃ日本の気候は明らかに違う。昔の構造じゃ今は過ごしにくくなってしもとる。
柱は丈夫でも、今の気候は対応しきらん。冷房や暖房をバンバン効かせても冷気や暖気が部屋の隙間から逃げていきよるようじゃ電気代だけ掛かっていっちょんかわらんたい。
家の生活居住部分だけ施工!
そこで今回施工なされたのは、家の一階の居間・寝室・浴室・キッチンの4か所のみですか?
そうその4か所のみ。他の部屋や二階、玄関などもあるばってん、そこは手ばつけておりまっせん。依頼主と話ばして、他は必要なしとなりました。
良くない業者はしゃがもっでん全面リフォームにしようとするばってんな。そやんこっしたらもう新築とあまり変わらん金額になるばいた!
確かに施工後の写真を見ると、行っていない所とくっきり分かれているのが見えますね。
よおーと話ば聞いたら、実際の居住空間は4か所以外使っとらっさんてだけん、ここば集中してしっかり壁・床・天井裏と最新の断熱材の処置ばしとります。窓も二重窓にした。古民家の中に快適空間の部屋を入れた形たいな。
外観もそのままですか?
居住空間の屋根も瓦は傷んどったけん、そこだけ屋根も変えました。
だけんが外観も一部だけ屋根もピカピカになっとる。でもそれでよかとよね。 誰が気にすんね?
家主がそれじゃ見苦しか!と思うなら全面リフォームするばってん、もちろんそれなりの金掛かるよ。
業者によっては、古か家ば潰して平屋のスマートな家ば建てましょ!て営業すっとこもあるばってん、解体して新築するてまた大変よ!
正直、このやり方が一番金が掛からんたい!
生きとるうちは住み慣れた家にいたいという思いは当然だけん、なら住み慣れた家は残して中の部屋だけ変えることで、ご高齢の親も安心さすたいな。
長年家を支え続けてきた立派な梁がアクセントに!
そしてキッチン部分を見ると、この大きくて立派な梁が素晴らしいですね!
これ実は施工前は梁の下に天井があって隠れとったんで、誰もこういうのがあるとは知らっさんだったとよ。解体して初めてわかった。 施工の時に天井が低かったけんとっぱらったら、こん太か梁がドン!と出てきた。 でもこれが家の重要な支えだし、見た目も面白かなと思って、梁を黒く塗って綺麗にしてみたとよ。
まるでキッチンが古民家カフェのようですね!
雰囲気が変わると気持ちも変わる。今まで煩雑に置いていた物も整頓や置き方も気になってくるもんよ。
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S家に関しては、お爺さんが入院なされており、退院しても部屋をバリアフリー化する必要もあった。
施工により居住空間の段差も極力無くし、必要なものを集約したため、無駄な移動をしなくても済むようになった。
他の部屋や二階などはそのままなので、過去に実家で暮らした子供達の思い出の空間もそのまま残せているようだ。
さて次は連載
最終話。リフォーム後のS家の皆様の感想をインタビューしたいと思います。
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